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ガス給湯器の危険性

最近のガス給湯器は日々の生活の中で存在を忘れてしまうほど安全になりました。
しかし取り扱いを間違えるととっても危険であることは昔も今も変わっていません。

数々のセンサーや安全装置が発達した近年では、設置場所や設置方法にさえ気をつけていれば安心といわれています。
基本的に給湯器の取付は業者任せになると思いますが、危険性を知っておいて損はありませんよ。
 

中毒事故の危険性

ガス給湯器は供給されるガスと空気中の酸素を燃焼させた熱を利用し水をお湯に変える機械です。
燃焼後は二酸化炭素と一酸化炭素を機械から排出する仕組みになっています。

特に部屋が密閉されていたり、機器内部の汚れや故障による不具合があるまま使用すると、機器内で不完全燃焼となり大量の一酸化炭素が発生したりする可能性が高まります。

一般的にガス給湯器は屋内型と屋外型に分けられますが、屋内型を設置している場合は給湯器を運転する際は必ず換気扇や窓などで換気をする必要があります。
特に室内の空気をガス燃焼に利用する「屋内壁掛型上方排気式 FE型」には注意が必要です。
室内の空気中に酸素が不足すると不完全燃焼を起こす危険があります。

なおFF型もFE型も給排気管が1本のケースがありますが配管径が違います。
給湯器本体にどちらのタイプか記載があるはずですので確認しておきましょう。
 

屋内設置給湯器
 

また屋外型給湯器であっても給湯器の周辺に壁や塀などの囲いをしてしまっていたりする場合は、排気が室内に流入する可能性があるなど中毒事故の危険性が増しますので、給湯器から出る排気が確実に大気に拡散するような設置方法に見直す必要があります。
 

給湯器 囲い
 

一酸化炭素が空気中に発生していてもめまいや気分が悪くなるなどの症状以外に明確な自覚症状がわかりにくく、本人の自覚のないまま意識不明や死亡に至るケースもあるような、大変危険な事故が発生する場合があります。

●屋内型のガス給湯器の場合は使用の際は必ず換気すること。
●屋外型のガス給湯器の場合は設置場所をきちんと検討すること。

これさえ守れば中毒事故の可能性はぐんと下がります。
 

ガス給湯器の排気熱の危険性

ガス給湯器はガスを燃焼させ、水をお湯に変えたあと燃焼させた空気を排気口から排出する仕組みになっています。
その排気口から出る排気の温度は人が「熱い」と感じるほどの温度になるため、排気口周辺にも配慮が必要です。

まずはガス給湯器の周辺には可燃物は絶対に置かないこと。
下手をすると排気口からの熱風で可燃物が発火する恐れがあります。
特に戸建などでは知らない間に植木などが伸びて給湯器付近に接近している場合があります。
枯葉などが給湯器に積もったりしないようにきちんと樹木の剪定などを行いましょう。

それと人が歩く場所に向けてガス給湯器の排気口を設置しないことも大切です。
排気口からは熱い熱風が出ますので、例えば戸建であればお隣の勝手口、マンションであれば共用廊下などに給湯器の排気が直接かかるような設置の仕方をしないように工夫しましょう。
ベランダに給湯器が設置してあるお宅は、給湯器の前に洗濯物を干さないようにしましょう。

どうしても給湯器の位置を移動できない場合は、排気口に排気の方向を変えることができるアタッチメントを取り付けることで解決できます。
主に上方向に排気するアタッチメントが一般的ですが、左右に排気するアタッチメントもありますので設置場所に適したものを採用するといいでしょう。
 

ガス給湯器の設置場所の危険性

ガス給湯器は設置場所に法的な細かい規定があります。

まずガス給湯器を設置する壁や床などは不燃性の材料でなくてはいけません。
またガス給湯器本体の上下・左右・前後はメーカーや機器によって決められたスペースを空ける必要があります。
これもガス給湯器の排気や本体の熱による発火を防ぐために必要です。
 

給湯器 離隔距離
 

あと屋外型のガス給湯器は窓や吸気口の近くにガス給湯器を設置しないようにすることも重要です。
排気が窓などから室内に入ってしまうことを防ぐ意味があります。

逆に屋内型のガス給湯器で給排気の配管などがないタイプは窓などの近くに設置するほうがいい場合があります。 不完全燃焼を防いだり排気を屋外へ逃がす効果が期待できます。
 

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