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ガス給湯器の寿命と選び方

ガス給湯器についてよくわからなくて、商品選びから業者任せにしてしまいがちです。

でも実際に工事にお伺いすると「なぜこんなオーバースペックなガス給湯器がつけてあるの?」と感じることがこれまで何度もありました。

よくあるのが温水式床暖房や温水式浴室換気暖房乾燥機が設置されていないにも関わらず、高価な熱源機付ガス給湯器が設置されているケースですね。 ちなみに設置したのは全て同じグループの業者さんです。

将来の拡張性などを考えてのことならまだしも、お客様に尋ねても「暖房はつける予定もないし、そんな話は当時の業者さんから一切聞いてないよ」「さ~あ、その時の業者さんに任せていたから」「そういう理由で結構な値段がしたのね」という方が多いのには驚きます。

結局ガス給湯器本体の熱源機部の接続口には一度も配管が接続されることなく製品寿命を迎え、私どもで適正スペックの新しいガス給湯器に交換するという、何とも言えない気持ちになる作業がこれまで何度もありました。

自分の家や生活スタイルにあったガス給湯器をある程度自分で確認できるようにしておけば、不要な機能がついたものを勝手に選ばれてよけいな費用を払う必要もありませんよね。
 

ガス給湯器の寿命とよくある前兆

ガス給湯器は寿命がだいたい10年程度といわれています。
事実各メーカーの設計寿命も10年としているところが多いので、製品寿命の一つの目安となります。
しかしながら設置場所や利用頻度によってはそれまでもたなかったり、逆に20年以上お使いの方もおられたりします。

ガス給湯器は何の前触れもなくいきなり壊れることもありますが、だいたい水栓から出るお湯の温度や給湯器本体の音で「不調になり始めている」「ひょっとして壊れる前兆かも?」と推測できることが多いです。
万一故障していた場合は修理もできるのですが、使い始めて設計寿命の10年が過ぎているようなら買い替えた方が精神的にも楽ですし、金銭的にも結果的にお得な場合が多いです。
意外と一ヶ所お金を払って修理しても、翌年に別のところが壊れたりすることもあったりします。
 

●お湯が一定以上熱くならない。 温度設定がうまくいかない。 水しかでない。
こういった場合、一度浴室、台所、洗面所の全ての水栓からお湯を出してみましょう。
全ての水栓から出るお湯が全て同じ症状であれば、ガス給湯器の故障を疑うことになります。
どこか一ヶ所でも熱いお湯が出るようなら、温度が上がらない水栓本体が故障している可能性を疑うことになります。
 

●給湯器本体から異音がする。 本体の動作音がうるさくなった。
こういう場合はいよいよガス給湯器の故障、あるいはその可能性が考えられる前兆と言えると思います。
まれに給湯器本体の振動で外部から異音が生じる場合もあるので、きっちりと設置されているかまず確認しましょう。
ちゃんとお湯がでる場合でも内部から異音がする場合は、早めに修理や交換を検討したほうがいいでしょう。
 

●いきなり給湯が止まりそのままお湯が出なくなった。 昨日は出てたのに今日お湯が出なくなった。
このパターンは冬の寒くなった時期に多いですね。
とはいえよくよく話を聞くと、冬になる前までに何かしら給湯器の違和感や前兆を感じておられた方が多いんですね。
大体冬になる前に上記2パターンのどちらかの症状が少し出始めており、冬になって一気に冷え込んだ日などにパッタリ動かなくなるというケースが多いようです。

大体給湯器メーカーや資材業者、工事業者が年末年始休暇に入ったころ位にガス給湯器が壊れ、年末年始をお湯なしで過ごされた方を何人も見てきています。
上記症状が冬前に出てきたら「次の冬に壊れるかも?」という心づもり位はしておいてもよいかもしれません。

そういうことが起きる前にガス給湯器を交換してもらうのがベストではあります。
 

●給湯器リモコンになにか番号が出て、ガス給湯器が稼働しない。
最近のガス給湯器は様々なセンサーが搭載されていてとても賢いので、比較的新しいガス給湯器だと内部異常の内容などを給湯器リモコンに「エラーナンバー」として表示してくれることがあります。

ガス給湯器のエラーナンバーは、インターネットで検索すると様々なサイトで紹介されていますのでエラーの内容を確認し、もし簡単にご自身で実施できそうな内容なら一度復旧を試してみてください。
(くれぐれも配管をばらしたり給湯器のフタを開けたりしないでください)

ご自身でどうにかできない内容なら給湯器メーカー等に点検や修理の依頼をすることになります。
その際にエラーナンバーの有無を確認されると思いますので、事前にメモしておくようにしましょう。
 

いずれにせよ給湯器は危険なガスを使う機器ですので、異常を感じたらすぐに点検や修理、交換をおすすめします。
ガス給湯器の「点検」と「修理」はどの給湯器メーカーも比較的迅速に行ってくれますので、なにか困ったときは給湯器メーカーに修理を依頼する方がなにかと安心です。(本体にシールが貼ってあります)
 

ガス給湯器銘板
 

ガス給湯器の「交換」は私どもでも行っておりますので、ぜひユニットバス工事と同時にご用命ください。
 

ガス給湯器の選び方(機能別)

●追焚機能
ガス給湯器の主要機能の一つといえば「追焚機能」です。
浴室の追焚をしたい場合にはガス給湯器の追焚機能付を選び、浴槽まで追焚配管を敷設する必要があります。

新たに追焚機能付のガス給湯器を設置する場合は、追焚配管設置等で思いのほか時間や費用が掛かる場合がありますので注意が必要です。

また浴室やキッチンに新しく給湯器リモコンを設置する場合はリモコン線の配線も必要です。

元々追焚付の給湯器を利用していた場合は追焚配管やリモコン線は多くの場合そのまま利用できます。

古い本体とから配管と配線を外し、古いリモコンも外し、新しく設置したガス給湯器に配管と配線を接続し、新しいリモコンも配線接続する。
同じタイプのガス給湯器なら、だいたいそんな感じで交換作業が完了します。
 

●エコジョーズ
「エコジョーズ」は従来の給湯器の熱交換効率をアップさせた潜熱回収型と呼ばれるタイプで、見た目やサイズは従来のものと変わりなく、ガス代を節約できる性能を持っています。

機能的にもエコジョーズと従来品はほぼ同じですが、エコジョーズは構造上排水配管が必要になります。
集合住宅のパイプスペースなどに排水配管が設置できない場合は、エコジョーズそのものが設置できない可能性もあります。
ドレンアップ配管や三方弁設置などができないマンションや浴室の場合も同様です。

近年では価格もだいぶ落ち着いてきましたので、設置条件に問題がないのならぜひエコジョーズをおすすめします。
 

●熱源機付き
温水式の床暖房や浴室暖房などがもともと設置されていた場合や新たに設置する場合は「熱源機付ガス給湯器」を設置する必要があります。

水栓や浴槽から出るお湯を温める配管と暖房用のお湯を温める配管は同じ機器に接続しますが、内部では別系統になっており、両方を給湯できる熱源機付給湯器でないと暖房ができません。

給湯器を交換するタイミングで熱源機付ガス給湯器に変更できるのがベストですが、そうでない場合はガス給湯器とは別に単体の熱源機(給湯器に似た暖房用の給湯器)を設置する必要があります。
こうなるともともとのガス給湯器に加えてもう1台熱源機が設置されることになります。

設置スペース等のことを考えると給湯器の交換の時に温水式暖房を検討し「熱源機付給湯器」に交換する方が、機器が1台で済みますのでタイミングとしてはベストです。
 

●その他
あと最近の給湯器は、ガス消費量を表示する機能があったり、台所リモコンと浴室リモコンとの間で通話できる機能があったり、音楽プレーヤーを接続して音楽を楽しめたり、スマートフォンなどから遠隔でお湯張りできたりする機能があったりします。

これらは給湯器本体ではなく給湯器リモコンの機能になります。

給湯器本体に対応しているリモコンはだいたい機能によって数種類ありますので、ライフスタイルに合わせて給湯器リモコンも選んでみましょう。
 

ガス給湯器の選び方(家族構成別)

ガス給湯器の場合は一般的に給湯能力を号数で表記してあります。

一般的にはお住まいの人数が1~2人なら16号~20号、3~4人なら20号~24号といったような目安ですが、実際は一台の給湯器に対して「家の中の何か所で同時にお湯を使うか」ということが判断の基準になります。

たとえば浴室のシャワーを使っているときに洗面所やキッチンで一切お湯を使わなければ、4人家族でも16号で足りる?かもしれませんし、3人家族でも浴室シャワーと洗面所とキッチンの3か所で同時にお湯を使うことが頻繁にあれば、24号のガス給湯器にしておいたほうがいいといった具合です。

一度家族全員の生活パターンを振り返って検討してみましょう。
 

二世帯住宅などで浴室も2か所あるようなお宅は、各世帯ごとにガス給湯器を設置するほうがいいでしょう。
家族の人数の変化に柔軟に対応できますし、利便性やメンテナンスの面でもメリットが多いです。

二世帯住宅でなくても給湯箇所が多い大きいお宅なら同様に複数台の設置がおすすめです。
 

あと忘れてはいけないのがキッチンの食洗機ですね。
多くのお宅でキッチンの給湯管から分岐して食洗機にお湯を送っています。(たまに給水管が接続されていることも…)
キッチン・浴室・洗面と各水栓でお湯を使い、その上食洗機も使うと合計「4か所給湯」の状態になります。
食洗機を設置しているお宅では、号数が大きめのガス給湯器を選定する方が良いかもしれませんね。
まあ食洗機を使っているときにキッチンでお湯を使うのか? となると若干疑問ではありますけど。
 

もう少し詳しいガス給湯器の種類や機能については?

このページではガス給湯器の寿命と思われるケースとよくある症状、基本的に知っておいてほしいガス給湯器の選び方についてだけかんたんに記載してきました。

もう少し詳しくガス給湯器について知りたい方は、下の各リンクからいろいろなページを見てまわってください。

ガス給湯器は種類も機能も多いのでなかなか大変かもしれませんが、できるだけ平易にさわりだけでも知ってもらえるようにしております。

ガス給湯器の「交換」は私どもでも実施可能ですので、ぜひユニットバス工事と同時にご用命ください。
 

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