大阪の浴室リフォームはユニットバス本舗

浴室リフォーム工事の費用について

浴室・ユニットバス工事などのリフォーム工事では、皆さんもご存じの通り比較的大きな費用がかかります。

ではいったいリフォーム工事の金額ってどうやって決まっているの? というところもめちゃくちゃ気になりますよね。

ご依頼いただく工事内容により具体的な工事費用は変わりますが、ここではユニットバス工事を例にとって、リフォーム工事の費用の成り立ちについてお話したいと思います。
 

材料費

まずは当然ですが工事に必要な各資材の費用が必要になります。

例えばユニットバス工事の場合は当然メインディッシュとなるユニットバス本体が材料費の大きな割合を占めますね。

そのほかにもユニットバス工事に必要な本体以外に関連する材料といえば「各種配管材」、「電気配線材」、「換気ダクト等」、「ユニットバスドア枠」、「間仕切壁用木材」、「壁・天井PB下地材」、「壁天井クロス材」、「脱衣場床CF等仕上材」、「ソフト巾木」 etc... といった具合に見えるものから見えないものまであらゆる資材が算入されます。

ユニットバス工事の場合は最低限でも上記のような材料が必要ですが、現場の状況によってはさらに必要なものが増える可能性があります。

また現場の工事を実施するために必要な資材として「養生材」、「清掃用品」 etc... もありますかね。
これらは諸経費に参入されることも多いかもしれません。
現場状況や施工する内容が多くなればなるほど、当然ですが必要な資材の種類や数量が増えることになりますね。 

*PB:プラスターボード。いわゆる石膏ボード。
*CF:クッションフロア。水まわりに使われるビニール製の床材。
*ソフト巾木:ビニールの巾木(壁と床の取り合いについている高さ6センチほどの部材)。
 

施工費

実際に施工する職人さんにかかる費用です。

新築工事や大規模工事、公共工事になるとだいたい各職人さんの施工費と材料費を分けて算出されるケースがほとんどなのですが、よくリフォーム工事では施工費と材料費を足して「一式」などと記載されているケースも多くあります。

これは本当にどんぶり勘定で記載されているわけではなく、それなりに根拠があって算出されている数字なのですが、おそらく建築の現場を知らないライターが書いたような記事で「どんぶり勘定の工事業者はやめましょう」なんてことがまことしやかに書かれていたりします。

確かに正式な建築見積の体裁としてはそれらは分けるべきものではあるのですが、きちんと分けて算出することでかえって内容がよくわからないというお客様が多数おられることも事実です。

「一式」という表記には、「想定範囲内の内容については多少の費用増加があっても費用内で適切に対応します」という意味も込められています。

ですので、実際にお客様が確認すべきなのは資材や人工の“数量”や“単価”よりも、リフォーム工事における「見積内容の想定範囲」「想定範囲外の際の対応」ですよね。

どういったケースまでが見積に含まれるのか、またどういったケースで追加工事が発生するのか、ということをしっかりご確認ください。

私どもではお客様にわかりやすく、求めがあれば根拠を示せるように金額を算出しています。
また意図せず発生する可能性のある追加工事については、事前に判断できる範囲で必ずお伝えするようにしています。
もちろんお客様の希望で追加工事が発生する場合も、事前に予算規模をお伝えするか別途お見積を提出します。

ちなみに時々「あの職人さんが2時間で作業を終えて帰ったから時給換算にして」などと言われるケースがありますが、業界全体で職人さんの施工費(人工)は「1日あたりの単価」となっています。
 

発生材処分・諸経費など

リフォーム工事ではいったん浴室や他の部分を必ず解体する必要があり、解体工事と発生材(廃材)の産業廃棄物としての処分が必要になるためその費用を算入します。

かつてはお客様のご不要になった“たんす”など捨てにくいものもついでに処分することもできましたが、近年では産業廃棄物の処分費が高騰し続けているため、家庭の“粗大ごみ”としてご自身で処分いただく方がはるかに安くつきます。

諸経費については基本的に現場を進めていくうえで必要になる費用で、材料費や施工費に含まれない項目を算入することが一般的です。

交通費や駐車場代、書類作成や提出代行費用、養生費、現場管理費、清掃費など、会社により様々な別項目で記載しているところもありますが、こまごましたかかる費用をまとめて一般的に諸経費という扱いになります。
 

見積の金額

見積の金額は大きく分けて「材料費」+「施工費」+「処分費・諸経費」という種類の費用の合計で算出されます。

建築工事の見積額はどの会社を比較しても各社バラバラの金額になるのが普通ですが、これはそれぞれの会社組織の形態、施工体制、仕入価格等々の様々な要因によって変化するためです。

基本的に上記は全て業者側の都合ですので、お客様側からすればどうしても見積の合計金額だけで判断しがちです。

そのためネット上の「見積は3社から取りましょう」などという記事を見て実践される方が多いのですが、見積金額以外の差を理解できずに逆に何が良いのかわからなくなってしまうことも多いと聞きます。

相見積はもちろん複数は取るべきだと思いますが、見積金額だけではなく、会社ごとに違う「どこの差を確認するか」ということが最も大切です。

・追加工事を請求されることが気になるなら「どこまでが見積金額の範囲内なのか」
・工事の出来が気になるなら「営業担当者が建築全体や施工に関することをちゃんと理解しているか」
・アフターフォローが気になるなら「アフターフォローはどういう条件で実施されるか」
 etc...

見積金額の差を比較することも当然大切なことではありますが、建築リフォーム工事は現場の「事前状況把握力」と、現場にあわせた資材選定や施工ができる「現場対応力」が求められるため、それらに対する信頼と価格のバランスが取れているかどうかを確認することが非常に大切なように思います。

それらを踏まえたうえで「相性がよい」と感じる担当者なら安心ですよね。

一見抽象的な感じに思えますが、意外と相性って大事だったりするように思います。
 

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