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洗面化粧台の基礎知識

リフォームの時に脇役扱いをされがちですが、日々の生活で意外と重要なのが洗面化粧台です。

手洗いや洗顔、歯磨きをはじめ、汚れ物を洗う場所だったり整髪をする場所として、また髭を剃ったりお化粧をされる方もおられるでしょう。

存在が当たり前すぎて重要性を忘れられがちな洗面化粧台ですが、快適な毎日を過ごすことに直結する設備です。

ここでは洗面化粧台についての基礎的な部分をお話していきたいと思います。
 

洗面化粧台の基本

「洗面台」は主に洗面所に設置されている洗い場のことですが、特に「洗面化粧台」と呼ばれるものは洗い場の機能に加えて鏡が設置され、身だしなみを整えることができるものを指します。

店舗や商業施設のように洗面ボウルからカウンター・水栓等をオーダーで製作することも可能ですが、一般的な住宅のリフォームに利用されるのは各住宅設備メーカーでシステム化・ユニット化されているものを設置するケースが多いため、ここではそれを前提としてお話していきます。

まず洗面化粧台は「化粧台(ベースキャビネット)」「鏡(ミラーキャビネット)」から構成されており、お客様の希望によって別途収納キャビネットを追加で選択できるという構成になります。

「化粧台」は収納キャビネットに水栓やボウルが組み込まれた土台になる部分、「鏡」は鏡・照明・収納等と合体した化粧台の上の部分という表現がわかりやすいでしょうか?

そして洗面化粧台を選んでいく際は、まず化粧台の間口(幅)を決定し、その後各機能部の機能を選んでいくことになります。

それでは洗面化粧台の機能や選び方などを見ていきましょう。
 

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洗面化粧台の機能と選び方

洗面化粧台は比較的シンプルな設備に見えますが、実はいろいろと選択肢の多い設備だということはご存じでしょうか?

ここでは洗面化粧台のそれぞれの機能についてお話していきたいと思います。
 

●洗面化粧台の間口
 洗面化粧台を選ぶときに絶対的に重要なのは間口(幅)の決定で、洗面化粧台選びはここから始まります。
 一般的に600㎜、750㎜、900㎜といったように15cm刻みでラインアップされています。
 メーカーやシリーズによりそれ以外、それ以上の間口も存在します。
 シリーズによっては現場にあわせてカウンター間口をオーダーできたりするものもあります。
 当然間口が大きい方が使いやすいのですが、洗面所が狭くなってしまっては本末転倒です。
 洗面所に設置する洗濯機パン、収納家具等との空間バランスを見ながら間口を決めましょう。

●化粧台収納
 化粧台の収納はスライド収納や開き戸収納、スライド・開き戸混合タイプなどがあります。
 最近はスライド収納タイプがやっぱり人気ですね。
 体重計を収納するスペース付きのものなども人気です。

●洗面ボウル
 ボウルの形状や材質は洗面化粧台のシリーズにより変わります。
 昔は陶器のボウルが一般的でしたが、今では人工大理石のボウルがかなり増えてきましたね。

●水栓
 昔はお湯と水のハンドルが別々に付いたものが多かったですが、今ではレバー式の混合水栓が主流ですね。
 シャワー付水栓の有無もシリーズによっては選択できます。
 近年はほとんどの洗面化粧台で「節水・節湯水栓」が標準になってきています。

●鏡(ミラーキャビネット)
 一般的に間口600㎜の場合は1~2面鏡、間口750㎜以上の場合は1~3面鏡が選択可能です。
 また一般住宅では鏡の裏側に収納やコンセントがあるものがよく選ばれます。
 最近は鏡表面にくもり止め加工がされているものが増えてきており、必要な人には人気の機能です。

●照明
 照明はミラーキャビネットに一体化されており、現在はLED照明となっています。

●収納
 収納は基本的にオプション扱いとなりますが、洗面化粧台のシリーズによってラインアップが変わります。
 洗面化粧台と同じ表面材の収納があれば洗面所に必要なものをスッキリとキレイに収納できます。

●扉表面材の色柄
 それほど選択肢は多くありませんが、洗面化粧台も扉の色柄を選ぶことができます。
 

あとは現場にあわせて洗面化粧台の高さを変更することができます。
ご家族の身長に合わせてカウンター高さを変更するケースや、マンションの梁下など限られた高さに設置する場合などは一定の高さ変更が可能です。
 

洗面化粧台の寿命や交換時期とは?

毎日使うのに利用時間が短いがゆえに存在が忘れられがちな洗面化粧台ですが「洗面化粧台の寿命や交換のタイミングってあるんでしょうか?」とよく聞かれます。

ここでは浴室やキッチンのように激しく傷むことの少ない洗面化粧台の寿命や交換時期についてみていきましょう。

●傷や汚れ、破損が目立ってきたとき
 通常、丁寧にお使いであれば洗面化粧台はかなり長く使えます。
 ただ年数を経て傷や表面材の剥離、汚れ、扉金具等の破損などが目立つようになればキャビネットの寿命だと
 思っていただいていいかと思います。

●ボウルが割れたとき
 化粧品の瓶などの硬いものを落とした時にボウルがヒビ割れてしまうケースがあります。
 ユニット化された洗面化粧台のボウルのみを交換することはできませんので、丸ごと交換する必要があります。
 この場合は漏水の危険性があるため、できるだけ急いで交換されることをおすすめします。

●水栓の水が止まらなくなってきたとき
 長年洗面化粧台を利用していると、水栓の吐水口からポタポタ水が止まらなくなることがあります。
 水栓内部の「ケレップ」や「混合水栓バルブ」という止水バルブの役割をする部品を交換することでキチンと
 止水できるようになる可能性が高いですが、数年内で何度も部品交換が必要になるような状態だと、水栓本体の
 寿命と考えた方がよいでしょう。

●水栓だけを交換する必要があるとき
 洗面化粧台に設置されている水栓は、昔から比較的独特な形状や設置方法がされているものが多いのですが、
 洗面化粧台の交換部品は大体10年ほどで生産されなくなります。
 たまたま運よく補修用水栓が適合する場合もありますが、給水・給湯・シャワー、時には排水栓操作部までの
 適合確認をしないと水栓交換ができません。
 適合する水栓がない場合は寿命と考え、洗面化粧台全体の交換を検討いただく方がよいでしょう。
 

三つ穴タイプ
 ↑ 水栓穴が3つのタイプは補修用水栓でも存在しませんので、洗面化粧台丸ごとの交換がおススメです。
 

●新しい機能が欲しくなったとき
 洗面化粧台は日々使い勝手が進歩しています。
 「設置奥行の省スペース化」、「スライド収納」、「化粧台収納の容量UP」、「節水・節湯水栓」、
 「鏡のくもり止め加工」、「ミラーキャビネット内外のコンセント」、「照明の明るいLED化」etc...
 あげればきりがないほど細かいながらも着実に進化してきています。
 魅力に感じる機能があれば洗面化粧台の交換を検討してもよいかもしれません。
 

まとめ

洗面化粧台は家庭の設備の中でも地味な立ち位置で、浴室リフォームの時が”気づき”のきっかけになることが多いです。

仮に洗面化粧台がなくてもどうにか生活はできるのですが、洗面化粧台のおかげでより快適な生活が送れるケースも多くあるように感じます。

とはいえ実際に洗面化粧台は1日の中での利用時間は少ないので、居住人数や生活スタイルによる必要性の度合いであったり予算などを勘案しながら商品選定していくのが現実的な流れになるかと思います。

洗面化粧台は丁寧に使えばかなり長持ちはしますが、いずれ改修が必要な設備であることも確かです。

洗面化粧台は壊れるまで使って個別でリフォームするよりも、気になるところがあるなら浴室リフォームと同時に工事する方が、”割安”でスッキリきれいにできるだけでなく、きれいになった浴室と比べて「やっぱり浴室と同時にリフォームしておけばよかった…」と後から思うこともなくなりますよ。
 

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