大阪の浴室リフォームはユニットバス本舗

ユニットバスの選び方

戸建用とマンション用とは?

ユニットバスのカタログは多くのメーカーで「戸建用」「マンション用」が別々のカタログになっています。

これは絶対的なきまりではなく、戸建用は一戸建、マンション用はマンションの平均的なサイズにあうようにユニットバスのサイズラインアップが設定されているため、便宜上分けてあるというだけのことです。

基本的には戸建には戸建用ユニットバスを、マンションにはマンション用ユニットバスを用いることが多いのですが、そのお宅の設置可能寸法によって戸建用よりマンション用を使うほうが有効にスペースを使えると判断すれば、戸建にマンション用のユニットバスを採用するというようなこともあります。
 

一般的に戸建用のユニットバスはマンション用に比べ床下や天井が高く、ユニットバス全体の高さも高く設計されています。 そのため、床下が浅く、階高も低いマンションには設置できない場合がほとんどです。

逆に、マンション用ユニットバスは戸建用と比較すると天井は低く設定されているものが多いものの、平面サイズのラインアップが豊富で、設置条件の厳しいあらゆる現場に対応できるようになっています。

一般の方にとって最も判断が難しい例としては、鉄骨造(S造)や鉄筋造(RC造)の「一戸建て」の場合です。

一戸建てということで戸建用のユニットバスを選びそうなところなのですが、鉄骨やRCの建物は木造のような寸尺モジュールではなくメーターモジュールで建築されている建物がほとんどです。

基本的には「戸建用」は寸尺モジュール「マンション用」はメーターモジュールにフィットしやすい設計・サイズラインアップになっていますので、鉄骨造や鉄筋造の場合は、戸建住宅でもマンション用のユニットバスを選ぶことが割と多くあります。

ユニットバスメーカーのカタログには「戸建用」「マンション用」と書いてありますが、「木造用」「その他用」と書いてもらったほうが一般的にはとっつきやすいかもしれませんね。
 

ちなみに最近では「戸建用」と「マンション用」を同じカタログに掲載しているメーカーやシリーズが増えてきています。

これはかつて「戸建用」と「マンション用」で防水性能上使い分ける必要のあった床パンの防水処理技術が向上したため、ユニットバスを構成している部材の共通化ができるようになったからです。

浴室リフォームを検討される方にとっては商品選びの手間が少しは緩和されるように感じますが、実際にご自宅で「戸建用」が置けるのか「マンション用」が置けるのかは、私どものような専門業者に判断をお任せください。
 

戸建用マンション用ユニットバス
左が戸建用 右がマンション用
 

シリーズやタイプで選ぶ?

一度でもカタログをご覧になったことがある方ならお分かりかもしれませんが、ユニットバスのカタログを見ていると○○シリーズの○○タイプという呼び方がよく出てきます。

たとえばTOTOの集合住宅用のユニットバスでいえば「マンションリモデルバスルーム」と「ユニットバスルーム」といったようにリフォーム用と新築用でユニットバスのカタログを分けています。

さらに「マンションリモデルバスルーム」を例にとると、「シンラWKシリーズ」「ひろがるWYほっカラリ床シリーズ」「もっとひろがるWBシリーズ」「ひろがるWTシリーズ」「WHシリーズ」と各ユニットバスの特長ごとにシリーズ分けしてあります。

さらにシンラWKシリーズの中には「Rタイプ」「Dタイプ」「Cタイプ」というようにタイプ別に分けてあります。

で、「○○シリーズ」「○○タイプ」ってなにが違うの?というお話です。
 

わかりやすく言うとほとんどのメーカーで下記の通りになります。

●名称分け
戸建用、マンション用、新築用、リフォーム用、賃貸用などの大まかな用途別に名称をつけて区別しています。

●シリーズ分け
各名称ごとの中でも機能やデザイン、価格帯を差別化してシリーズとして分けて区別しています。
シリーズが変わるとユニットバスの必要設置寸法が変わることがあります。

●タイプ分け
各シリーズごとの中で主に器具面(水栓や収納棚、鏡などが設置される壁面)の機能やデザインを差別化してタイプとして区別しています。
 

TOTOリモデルラインアップ

とはいえ「ワタシの気に入ったユニットバスを家に設置したい!」となかなか一筋縄ではいかないのがユニットバスの難しいところではあります。

現在の家の在来浴室をユニットバスに変更する場合、あるいはユニットバスからユニットバスへ交換する場合でも、浴室廻りの間仕切壁を壊して間取りから作り変えない限り、浴室の設置スペースの「設置可能寸法」という縛りにより決まってしまいます。

「このユニットバスが欲しい!」という希望があったとしても、サイズの問題で設置できないということが起こりえるのがユニットバスなんです。

ですのでユニットバスを選ぶときは、まずあなたの家の「設置可能寸法」を元に設置できるサイズを知ることから始める必要があるんですね。
 

ユニットバスはサイズで選べ!

ユニットバスは残念ながら気に入ったものを100%確実に選べるという商品ではありません。

というのもどのメーカーのどのユニットバスにも「必要設置寸法」というサイズがあり、ユニットバスを設置するスペース(設置可能寸法)よりユニットバスの必要設置寸法が小さくないといけないという絶対的な決まりがあるためです。

服や靴を買うときには体より小さいサイズのものは買えませんよね?
簡単にいえばそれと同じことです。

「自宅の浴室設置スペースに設置できるユニットバスを選ぶこと」がユニットバスリフォームにあたっての絶対条件になってきます。

これはユニットバスリフォームの最大かつ唯一の欠点とも言えるでしょうか?
 

設置寸法

幅や奥行などの平面のサイズだけではなく、設置スペースやユニットバス本体の「高さ」にも気を使う必要があります。

そのほかにも躯体の柱や梁との位置関係、天井裏のダクト配管や床排水管の経路、変更後のドア位置、浴室窓の位置関係など…

確認すべきところが多いですよね…。
これら全てをクリアするユニットバスを探し出す必要があるんですね。

逆にユニットバスからユニットバスへの工事で多いのですが、浴室の設置スペースがあらかじめ広くとられているような場合はワンサイズアップできるケースがあるなど、お家によって浴室の設置スペースは本当に違います。
 

設置寸法
 

カタログの後ろの方に上のような各シリーズの設置寸法図が必ず記載されているのですが、家の設置スペースを把握したうえでその図面を見比べながら、希望するユニットバスが設置できるかどうかを判断していく必要があります。

残念ながらこれらの作業は一般の方にはかなり難しい作業になると思われます。

ですので、ユニットバスを選ぶときはまず私どものような専門業者に依頼して、ご自宅の浴室の設置寸法と設置できるユニットバスのサイズを把握することから始めてくださいね。
 

まとめ

「ユニットバスの選び方」という観点でお話を進めてきましたが、ついうっかりお客様からよくお受けする質問の順に書いてきてしまいました。

具体的にユニットバスを選んでいくときの実際のプロセスの順序は下記のようになります。

1.ご自宅の設置可能寸法を把握しましょう!!
まずは私どものような専門業者に依頼し、ご自宅の浴室の設置可能寸法を測ってもらいましょう。

2.設置可能寸法内に収まるユニットバスのメーカー・シリーズを確認しましょう!
設置可能寸法がわかればどのメーカーのどのシリーズなら設置可能かが判断できるようになります。
同じ内寸サイズのものでもメーカーやシリーズによって設置できない場合もありますので、専門業者に設置可能なものを教えてもらいましょう。
先にメーカーショールームでお気に入りのユニットバスを見つけていても、寸法上設置できないという判断からこの段階で覆ってしまうことがあったりもします。

3.ご希望のメーカーやシリーズ、タイプを決定しましょう!
メーカーとシリーズが決まったら次はタイプを決定しましょう。
水栓の種類やカウンターの種類・有無などでいくつかタイプ分けがされており、同じシリーズ内でも本体価格が変わってきます。
タイプ変更によりユニットバスの寸法が変わることはありませんので、お好みで選ぶことになります。

設置可能寸法が把握できている状態だとメーカーショールームでもより具体的な相談ができますので、お時間があるようでしたら仕様の確認などと合わせてこの段階辺りでショールームへ行かれることを私どもではおススメしています。

4.オプションなどの相談をしましょう!
どのメーカーのユニットバスも基本仕様のままで浴室として必要最低限の状態ですが、手すりや浴室暖房換気乾燥機等々オプションとして設定されているものが様々あります。
お好みや生活スタイルに合わせた様々なオプションがありますのでそれらを決定していきましょう。
なお給湯設備や浴乾など他の設備との絡みがある機器は専門業者でないとわからないこともあるため、ショールームでそういったオプションを選択する際は現場調査をした専門業者が同行するとほぼ確定に近い仕様のメーカー見積を作成してもらえます。

よくお客様とショールームへ同行しますが、ほぼ毎回担当者さんは「給湯設備ってどうなってますか?」「電気式浴乾を設置する場合のお家の電気容量はどんな感じでしょう?」などと込み入ったことを“私どもに”聞いてこられます。
その質問に答えるために同行すると言っても過言ではないかもしれません(笑)

 

ユニットバスのリフォームはどうしてもユニットバスを設置できる寸法の確認からスタートしないと始まりません。
ただ一般のお客様がこれを自力で把握するのはとても困難ですし、ごく初期の検討段階時に直接ショールームで相談をしても担当の方に「私どもは現場を拝見しておりませんので、最終的には工事前に施工業者さんへ設置可能かどうかを確認してもらってください」と言われるそうです。
当然これも仕方のないことだと思います。

私どもでは上記のような流れで現場調査時の設置可能寸法把握から各メーカーショールームへのご案内も含めて、ユニットバスの検討初期の段階から関わらせていただくことでより効率よくより確実にお打ち合わせを進めさせていただき、多くのお客様にご満足いただいております。

「ユニットバスってどうやって選べばいいの?」とお困りの方はぜひ私どもにお任せください!
あなたの理想により近いユニットバス探しのお手伝いを一緒にさせていただきます!
 

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